王 将

大阪に生れた坂田三吉は子供の頃から将棋一筋
女房と子供を省みず、日本一の将棋指しを目指すのだった。

今日も今日とて大家さんが家賃を取りに

三吉の隣に住む銀次は三吉の娘、珠江が居ないのを心配するのだった。

大変だ! 三吉の女房小春さんが家出したよ

小春さんと子供が居なくなった事を駐在所に知らせてくれ!

そんな事は知らない三吉、大家さんをつかまえ将棋の話

嫌がる大家さんに今日の将棋の出来を話す

小春さんが子供を道連れにして自殺しに行ったよ

二人の子供に「死ぬのやだ」と泣かれた小春は帰って来た

小春はだらしない三吉を自分が働いて支えようと決心する

長屋の連中も小春に同情しながらも三吉一家を応援するのだった

あくどい金貸しは東京に行く銀次に金を要求する

大きくなった娘は「お父ちゃんの将棋はゲスな将棋」とたしなめる

通りかかった三吉は金貸しに金を渡して銀次を助けるのだった

遊び人の三吉は秋祭りのヒョットコ踊りに夢中

娘にだらしないと言われた三吉は激怒する

家出した娘にヘボ将棋と言われて悩みつづける

病が悪化し吐血する小春  そんな事とは知らず、将棋に夢中になる三吉

病が悪化し吐血する小春  そんな事とは知らず、将棋に夢中になる三吉

堅気となった銀次は幼馴染の三吉の娘、珠江と一緒になった

東京に来た三吉は夢に見た関根名人と再会する

ようやく東京の関根名人に勝った三吉は・・・、

だが、その時三吉を支えた女房小春は息を引きとってしまう

今はようやと三吉と小春は天国で幸せに結ばれるのだった